2023年6月9日金曜日

「水無月になりて」

 6月も第2週が終わろうとしています。先週から、今週にかけての週末は、高校生の県総体が行われ、バレーボール部、アーチェリー部、サッカー部、ダンス部、卓球部がそれぞれ活躍しました。私も、各部の応援に行かせていただきました。どの部も、壮行会でお話した、秋山真之の言葉を借りれば、「東雲の興廃 この一戦にあり 各員一層奮励努力せよ」を実践した、見事な戦いぶりでした。インターハイを決めた部は、おめでとうございました。日頃の努力が報われましたね。あと一息のところで涙をのんだ部は、巻き返しを図るべく、さらに努力を重ねましょう。道は必ず開けると思います。皆さんの、これからの活躍を楽しみにしています。

 坂村真民さんの詩に

 いのちいっぱい

 生きるのだ

 念じて念じて

 生きるのだ

 一度しかない人生を

 何か世のため人のため

 自分にできることをして

 この身を捧げ

 生きるのだ

 という詩があります。 

 一度しかない人生ですから、何か世のため人のために自分にできることをして、「念じて念じて」生きていきたいものですね。苦しいときも「心の中で静かに祈り、じっと我慢して、粘り強く」立ち向かっていきましょう。

 今日も、素敵なお花を中学2年生が活けてくれました。「紫陽花」と「桔梗」と「アレカヤシ」の組み合わせで、梅雨にふさわしい静寂さを醸し出しています。お茶のお菓子は季節の果物の「びわ」をかたどったものでした。今日の会話は、「最近うれしかったことは何ですか」の問いに対して「お天気雨を久しぶりに見れたことです。とてもきれいで感動しました。」「そろばんの試験で3段に合格したことです。」「部活動でたくさん試合や大会に連れて行ってもらったことです。」「昼休みや掃除の時間に好きな曲がかかったことです。」という答えが返ってきました。

 今日は、薄日が差して、さわやかな風が吹いています。窓の外からは、お箏の調べが流れてきます。

 皆さんにとりまして、この週末がまた素敵な日々となりますように。