2022年5月13日金曜日

雨の日には雨を

 今日は、昨日から引き続きの、あいにくの雨です。雨の日は、通学が大変です。自転車の人は、合羽を着ていても、どこからか湿気が忍び寄ってきます。徒歩の人も、傘をさしているのに濡れてきます。足元も大変です。靴下まで大粒の涙を流します。

 そういう雨の日なのに、「雨を愛そう」と言われても、と思う人もいるでしょうが、あえて次の詩を紹介します。堀口大學の詩です。

   雨の日は、雨を愛そう。

   風の日は、風を好もう。

   晴れた日は、散歩をしよう。

   貧しくば、心に富もう。

 縛られない、自由な心で、流れに身を任せてみましょう。今の自分を取り巻いている物事に抗わないで、それに向き合ってみましょう。乾いた柔らかなタオルの肌触りとぬくもりは、雨に濡れたからこそ味わえるものかもしれませんよ。

 今週は、火曜日に、本校の高校1年生と3年生が人文字を作り、ドローンで撮影を行いました。今年の夏に四国4県で開催される全国高校総体に向けて、PR活動を行う「愛媛県高校生 活動専門委員会」(本校の3年生が役員に選ばれている)の取り組みとして実施したものです。中心となったスタッフの皆さんと協力をしてくださった1年生・3年生の皆さんのお蔭で、カウントダウンとしての人文字「60」が撮影でき、5月30日に全県的にアップされる予定です。

 この日は、雨の予想が晴れに転じて、無事撮影ができました。企画を考え、それを実現させようという、スタッフの皆さんの熱い想いが、天に通じた日でした。

 今日も素敵な花(「かきつばた」「ゴテチャ」「ギボウシ」)を活けていただきました。おいしいお茶を点てていただきました。中学生の皆さんの「雅の心」に感謝します。高校2年生は、今日から中間考査、終われば来週18日から修学旅行です。 



  うら若き日には、旅に出よう。

  雨もよし、風もよし。

  晴れれば、さらにありがたし。

  寂しくば、友と語ろう。

  友も、あなたを待っている。


2022年5月6日金曜日

母の日にちなんで

 連休が終わりを告げて、1週間ぶりの学校です。空は五月晴れ、薫風さわやかな季節が到来しました。皆さんは、連休をどのように過ごしましたか。部活動、大会、遠征、家族との遠出、のんびりとお昼寝。いやいや、家のお手伝い。

 中学校バレーボール部が、5月4日、5日に行われました、令和4年度の大木杯(中国・四国・九州の強豪チームの大会)で、見事、優勝を果たしました。コロナ禍で、昨年、一昨年と開催がなかった中での3年ぶり、2度目の優勝(連続優勝)ということです。本当におめでとうございます。
 
 5月8日は、母の日です。今日も、中学2年生のお二人にお花を活けていただきました。「カーネーション」の赤と「ルスカス」の緑、「錦明竹」の黄緑と茶が、色のコントラストを織りなしています。「母の日にちなんで」ということでした。
私事ですが、私の母は大正生まれ。激動の昭和、平成の時代を生き、令和になろうとするちょうど2日前に亡くなりました。そういうことで、連休は、故郷に赴き、お墓参りをしてきました。
 今日も、中学1年生に点てていただいたお茶をおいしくいただきながら、かすかに感じたのは、郷愁の念と懐古の情だったのかもしれません。
 皆さんにとってよい週末となりますように。母の日に感謝の心を。

2022年4月28日木曜日

PTA総会 あいさつ

 今日は、気温も上がり初夏を思わせるような天候となりました。連休前のお忙しい時期に、本校の参観日、PTA総会にお越しくださいましてありがとうございます。

 私は、今年度から校長を拝命いたしております、染田と申します。県の教育委員会に12年間務めておりましたが、その経験や、県の総合教育センターでの経験等を生かして、「温かい学校づくり」に努めてまいりますので、保護者の皆様の御協力をどうかよろしくお願い申し上げます。

 今年度の本校の教育重点目標は、「心に 愛と 希望と 勇気を-未来のために 今を生きる-」といたしております。お互いを思いやる気持ちや優しさを大切にし、自分自身も愛せる、自己肯定感の高い生徒を育成していきたいと考えています。また、人生には苦しいことつらいこともあるので、そのようなときにも未来への明るい見通しを持って立ち向かっていけるように「希望」が持てる生徒を育てたい、さらに何事も行動に移すには「勇気」が必要ですが、今までの自分を成長させるためにも、一歩前に出る「勇気」を養っていきたいと考えています。

 学校は、未来の自分のために、勉強や部活動、学校行事に取り組み、友達や先輩・後輩、そして教職員との交流を行うところだと思います。未来のために今を、一生懸命生きましょうとお子様たちには呼びかけています。生徒の皆さんに、この目標が受け入れられ、自然と口に出てくるほどに、浸透していけたらいいなと思っています。

 さて、今年度の学校行事ですが、この2年間はコロナの影響で縮小した形でしか実施できませんでしたが、今年度につきましては、できる限り、従来に近い形で実施できたらと考えております。

 直近では、5月に高校2年生の修学旅行が予定されていますが、2回実施しましたアンケートで82名中、60名の生徒が希望しておりました。また、松山市の中学校の修学旅行の状況も、29校あるうち21校がこの4月・5月に実施するということ、さらに去る4月13日に行われた会議でも、松山市の藤田教育長さんが修学旅行は実施していただきたいということでもありましたので、本校は予定通り東京方面に5月18日から21日まで、3泊4日で実施することといたしました。それまでに、可能な方はワクチン接種等に御協力をお願いいたします。

 高校2年生に限らず、ワクチンは副反応等もありますので、体調等を見極めていただきまして、保護者の方の御判断でお願いいたします。接種可能な方は、予防効果もございますので、よろしくお願いいたします。

 新型コロナウイルスに関しましては、今までのところ通常の学校教育活動での感染、蔓延はございません。これまで何度か休校にいたしましたが、全校的に体調不良者が多くなったためです。念のため、大事をとってお休みいただくことは、これからも出てくるかとは思いますが、どうか御協力をよろしくお願いいたします。校内では、濃厚接触者とならないための対策で、昼食も黙食で寂しい生活を余儀なくさせている面もございますが、御理解をよろしくお願い申し上げます。

 また、今年度から、行事予定を早くお知らせするように努めておりまして、年間行事、5月、6月の行事予定はホームページにも掲載しておりますので御活用ください。また、私自身も1週間に1度は生徒の皆さんへのメッセージを掲載しておりますのでご覧いただけたら幸いでございます。

 子育てはいろいろと大変で、御苦労も多いかと存じます。私自身も女の子二人の父親でして、高校生の頃は、自転車通でしたが、無事に着いているだろうかとか、友達とはうまくやれているだろうかとか、いろいろと心配をしたものでした。

 保護者の皆様と同じ気持ちになって、お子様が安心して学校生活を送ることができますように、教職員一同努めてまいりますのでどうか御協力をお願いいたします。御家庭で気になることがございましたらスポンサーまでお知らせください。私も含めまして、学校全体でお子様のことを考えてまいります。

2022年4月22日金曜日

ちょっとうれしい金曜日

 新学期が始まって2週間。やっと金曜日となりました。今週は、イースター礼拝に始まり、健康診断や身体計測、携帯安全講話、中学3年生には、全国学力学習調査があり、たいへん忙しい1週間でしたね。また、部活動見学週間でもありました。新入生の皆さん、やってみたい部活動に入部できましたか。

 週末には、高校総体の中予地区大会があったり、「きもの装いコンテスト世界大会」があったりします。出場される皆さんの活躍をお祈りします。

 今日も、中学生の総合的な学習の時間に活けたお花を、校長室に飾っていただきました。「バラ」と「モンステラ」と「トクサ」が、静かな美を醸し出しています。お茶もたてていただき、美味しく頂戴いたしました。

 今日は、この1週間の自分をほめてやる日です。みんな、少しずつ頑張りました。様々な事情で登校できなかった人は、おうちでいるということを頑張りました。遅刻した人は、遅れてでも来たということを頑張りました。けがをした人は、けがをするくらいに頑張りました。失敗をした人は、挑戦したからこその失敗です。よく頑張りました。人はみんな頑張っているのです。

 そして、頑張れなかったと思う人も、あなたの存在がどれだけ、お父さんやお母さんなど、家族の励みになっていることか。あなたがいるというだけで家族は幸せなのです。

 そして、様々なあなたたちが、この東雲を選んでくれて生徒になってくれているということが、私たち教職員にとっての幸せです。今日は、ちょっとうれしい金曜日です。


2022年4月15日金曜日

お花と雲

  今日、総合的な学習の時間に活けた「お花」を、校長室に飾っていただきました。「菊」「ひば」「すかし百合」などを素材として、調和のとれた美の空間を創り出しています。持ってきてくださった中学2年生に感謝しています。

 今週は、あわただしい1週間でしたね。何かと気疲れしたことでしよう。そのようなときは、大きく、ため息をついてみてください。何度も、何度もため息をついて、つき疲れたら、空の雲を見てみてください。地上のことにはお構いなしに、雲は悠々と流れているでしょう。自分が気になったことも、もしかしたら、人は全く気に留めてないかもしれませんよ。空の雲が、心のもやもやを吸い取ってくれるかもしれませんよ。

2022年4月11日月曜日

入学式 式辞

 桜の花が心ゆくまで春を楽しんで咲き誇り、入れ代わるように、この城山、勝山に若葉が青く芽を出そうとする、この春の佳き日に、松山東雲中学・高等学校の入学式を、御来賓のPTA会長様の御臨席を得て挙行できますことを、心から感謝申し上げます。

 ただいま、中学生39名、高校生101名の皆さんの入学を許可いたしました。新入生の皆さんは、大きな希望と少しの不安を抱かれていることと思います。不安は、一日一日と学校生活を送っていくうちに消えていくと思います。分からないことや困っていることは、口に出し、親身な先生や優しい上級生の皆さんに尋ねてみてください。必ずや親切に対応してくださいます。また、新しいクラスメートに声をかけてみてください。あいさつから人間関係が広がり、友情が育まれていくものです。東雲は、温かい学校です。

 さて、新入生の皆さんには、在校生の皆さんと共に、本校の今年度の重点努力目標である、「心に 愛と 希望と 勇気を ―未来のために 今を生きる― 」という言葉を贈ります。キリスト教の教えを人間教育の基盤とする本校は、今年で、創立136年目を迎えました。愛とは、「思いやり」や「優しさ」です。家族や友達など周りの人を愛し、またかけがえのない自分自身も大切にしていきましょう。希望とは、「望み」、「願い」、「将来に対する明るい見通し」です。苦しいときや困ったときも希望を忘れないで、前を向きましょう。勇気とは、一歩前に踏み出す勇気です。例えば、電車でお年寄りの方が立っていらっしゃるとき、なかなか席を譲ることができないときがあります。そのようなときに、行動に移せる勇気をこの「東雲」で養っていきましょう。新しく出会った友達に、優しい言葉をかける勇気をこれからも育んでいきましょう。皆さんは、中学生、高校生として本校で学んでいきますが、それはより良い未来を築くためです。輝く未来のために、今を精一杯生きていきましょう。

 皆さんが、これから過ごしていく学び舎は、松山城の木々に囲まれ、季節の移ろいとともに、時を刻んでいきます。ここで学んだ先輩たちは、青春の汗と涙を流しながら、日一日と大人への階段を上っていきました。皆さんもまた同じように、この東雲中学・高等学校で成長し、大人になっていきます。自由でのびのびとした学校生活を送り、卒業するまでには、自分の「志」を果たすための基盤をしっかりつくって、大きく羽ばたいていってください。「東雲」で得た友達は、かけがえのない「一生の宝物」です。心通わせる友がいて、優しく時には厳しく支え導いてくださる先生がいて、温かい居場所のある学校、それが「東雲」です。

 保護者の皆様、本日はおめでとうございます。お子様の晴れの日を迎えられて、お喜びもひとしおのことと存じます。私ども教職員一同、大切なお子様をお預かりします以上は、東雲に来てよかったと思って卒業していただけるよう、力の限り教育に当たりたいと考えておりますので、どうか、家庭と学校が車の両輪となってお子様の成長を支えることができますよう、連携・協力をお願いいたします。

 「心に 愛と 希望と 勇気を ―未来のために 今を生きる― 」

 勝山の若葉は、実りの時をめざして、これからさらに生長していきます。皆さんも、青々と葉を茂らせる若葉のごとく、どんどん成長し、自分の志を果たすため、この東雲中学・高等学校で、かけがえのない自分を作り上げていかれることを切に願って式辞といたします。

2022年4月11日

    松山東雲中学・高等学校

             校長 染田 祥孝


2022年4月8日金曜日

1学期 始業式

 始業式に当たり、三つのお願いをします。

 一つ目は、「新学期なので少しだけ新しい自分になるよう意識しましょう」ということです。2・3年生は、1・2年生の時の自分を少しだけ変えることができる節目です。例えば、朝起きて、お父さん、お母さんに今までよりは少しだけ大きな声で挨拶をするとか、5分だけ早く起きてみるとか、そういった少しだけ「新しい自分」になってみましょう。

 二つ目は、来週から慌ただしい1週間なので、「少しずつ」「少しずつ」を心掛けましょう。東雲生は、勉強も部活動も、学校行事もみんな一生懸命に頑張るので忙しいです。スタートの1週間は、頑張りすぎる自分に、「少しは休めよ」と声をかけていただきたい。

 急にペースを上げないで、ウォーミングアップの1週間にしましょう。

 三つ目は、今日からメンバーが替わって新しいクラスとなります。慣れるまでは、たくさんのエネルギーを要しますが、新しい人間関係を結ぶには

 ① 「おはよう」などの挨拶

 ② 笑顔での受け答え

 ③ 積極的な声掛け

が大切だと思います。この「挨拶」「笑顔」「声掛け」を実践していただきたいと思います。

 私が若かりしとき、ある学校で担任をしていた頃、「一緒に(弁当を)食べよう」「(教室移動の際は、)一緒に行こう」などと、一人ぼっちの子がいないように、みんなが声掛けをするクラスを目指しました。その結果、クラスの団結が強まり、夏は長浜へ海水浴、春は石手川で花見をするなど、青春の思い出をみんなで共有できるクラスとなりました。「挨拶」「笑顔」「声掛け」は、心の温かい東雲生だからこそできることです。

 以上、3点をお願いしまして、始業式の式辞とします。