2022年6月1日水曜日

生徒会に期待します

  今ほどは、新生徒会役員の皆さんに、認証状をお渡ししました。どうか、これから1年間、中心となって本校のために力を尽くしていただけたらと思います。

 また、これまで1年間、役員をしていただいた皆さん、大変お疲れ様でした。運動会や、クローバーディ、直近では、カウントダウンの人文字の撮影など、役員の皆さんと全校生徒の皆さんのおかげで、この松山東雲中学・高等学校が、また一歩前進できたと思います。皆さんが築いた新たな伝統を、後輩の皆さんが、しっかりと継承してくれるものと思います。

 さて、生徒会は、役員の皆さんを中心とした、全校生徒の皆さんの組織です。全校生徒の皆さん、一人ひとりの協力があって、初めて物事が前に向かって進んでいきます。

 この「東雲」は、皆さんの学校ですので、一人一人がよく考えて、より良い学校にしていってください。「東雲」生徒会には、素晴らしい伝統があります。それは、先生に言われなくとも、自分たちでルールを決め、守ることができるという伝統です。

 昨年の9月の学園創立記念礼拝のときに、前の同窓会長である、篠崎英代さんがおいでになって、「無監督試験」の話をされました。篠崎さんが、本校の生徒だった時、東雲生なら神の御心に恥じない態度でテストに臨めるはずだということで、先生の監督なしにテストを実施することを復活させたということでした。

 本当に、素晴らしいことだと思います。自分たちで、しっかりとルールを決め、守っていくということです。

 私も、あなたたち、「東雲生」ならできると思います。お互いが呼びかけあって、意識しあって、自分たちで学校生活を品位あるものにしていけると思います。制服の着こなしのルールは、品位ある姿を保つため、品性を養うためです。美しい着こなしをするためのものです。

 時代に合ったルールを考えて、みんなで守っていきましょう。 

本校は、キリスト教精神に基づき、これからの男女共同参画社会を担う、品性と知性を兼ね備えた、協働できる女性の育成を目指しています。そのために、「心に愛と 希望と 勇気を 未来のために 今を生きる」を掲げて教育を行っています。

 どうか、皆さんが、誰かに見られていなくとも、人目に関係なく、何事にも自分の強い意志で臨める人になることを、強く期待しています。

 最後に、修学旅行に行って、誰一人として病気や怪我もなく、無事に帰ってきてくださった高校2年生にお礼を申し上げて、励ましの言葉とします。