今日は、昨日から引き続きの、あいにくの雨です。雨の日は、通学が大変です。自転車の人は、合羽を着ていても、どこからか湿気が忍び寄ってきます。徒歩の人も、傘をさしているのに濡れてきます。足元も大変です。靴下まで大粒の涙を流します。
そういう雨の日なのに、「雨を愛そう」と言われても、と思う人もいるでしょうが、あえて次の詩を紹介します。堀口大學の詩です。
雨の日は、雨を愛そう。
風の日は、風を好もう。
晴れた日は、散歩をしよう。
貧しくば、心に富もう。
縛られない、自由な心で、流れに身を任せてみましょう。今の自分を取り巻いている物事に抗わないで、それに向き合ってみましょう。乾いた柔らかなタオルの肌触りとぬくもりは、雨に濡れたからこそ味わえるものかもしれませんよ。
今週は、火曜日に、本校の高校1年生と3年生が人文字を作り、ドローンで撮影を行いました。今年の夏に四国4県で開催される全国高校総体に向けて、PR活動を行う「愛媛県高校生 活動専門委員会」(本校の3年生が役員に選ばれている)の取り組みとして実施したものです。中心となったスタッフの皆さんと協力をしてくださった1年生・3年生の皆さんのお蔭で、カウントダウンとしての人文字「60」が撮影でき、5月30日に全県的にアップされる予定です。
この日は、雨の予想が晴れに転じて、無事撮影ができました。企画を考え、それを実現させようという、スタッフの皆さんの熱い想いが、天に通じた日でした。
今日も素敵な花(「かきつばた」「ゴテチャ」「ギボウシ」)を活けていただきました。おいしいお茶を点てていただきました。中学生の皆さんの「雅の心」に感謝します。高校2年生は、今日から中間考査、終われば来週18日から修学旅行です。
うら若き日には、旅に出よう。
雨もよし、風もよし。
晴れれば、さらにありがたし。
寂しくば、友と語ろう。
友も、あなたを待っている。