2022年10月8日土曜日

神無月になりて

 10月になったので、少し朝夕は涼しくなりました。
 今週は、水曜日に校内弁論大会がありました。各ホームの代表の皆さん18名に、それぞれの意見や考えを、堂々と述べていただきました。どの発表も、自らの体験を糸口として、思索を深め、視点を広げ、人としてどうあるべきか、人としてどのように生きるべきかを問う、実に論旨明快で説得力のある、内容豊かなものでありました。
 聴衆の皆さんも、真剣に耳を傾けていただき、話し手の想いが心にしみてゆく、静かな時間を共有することができました。弁士の皆さん、聴衆の皆さん、ありがとうございました。

 金曜日は、中学1年生にお茶を点てていただき、中学2年生に、紫色の「竜胆」、「刈萱」「ほととぎす」などを用いて、先週に引き続き、秋を漂わせるお花を活けていただきました。皆さんとは、先週の幼稚園等での職場体験のことや、今頑張っていることなどについて、お話をしました。中学3年生は、お箏の演奏に磨きをかけてくれたものと思います。


 土曜日は、第39回マドンナレシテーションが本校で開催され、県下各地から26名の方に参加していただき、素晴らしい発表が繰り広げられました。暗唱英文は、ノーベル平和賞を授与された、マララさんの女性教育に対する思いを紹介する内容でありました。この大会の名称の「マドンナ」は、小説「坊ちゃん」に登場する「マドンナ」にちなむものですが、そのマドンナのモデルとされるのが、本校の2期生、遠田ステさんであります。遠田さんが創立記念日で述べた、明治初期の女性教育に対する考えとマララさんの想いとは共通するところが多く、たいへん意義深いものを感じさせられました。
 大会では、5人の方が入賞し、本校の中学1年生も、優秀賞を獲得しました。おめでとうございました。

 神無月になりました。様々な場面で、それぞれ頑張っている「東雲lady」です。