2024年1月9日火曜日

始業礼拝にて

 皆さん、改めまして、明けましておめでとうございます。
「おめでとうございます」と言いましたが、ここに居る400名を超える皆さんの中には、おめでたくない人がいらっしゃるかもしれません。今日、そのように、中には幸せでない状態の方がいらっしゃるかもしれないというお話をしたのは、能登半島の地震や航空機事故などが年始に起き、世の中の人みんなが平凡な日常生活を送れているとは限らないということを改めて実感しているからです。

 今、悲しみに暮れている人は、エネルギーが湧くまで、じっと耐えて待ちましょう。1週間、10日、2週間、時がたてば、必ず立ち上がれる日が来ます。元気が出てきます。プラス思考ができるようになります。心の片隅に「希望」を持って待ちましょう。
 聖書の言葉に「心の貧しい人々は、幸いである、天の国はその人たちのものである。」
「悲しむ人々は、幸いである、その人たちは慰められる。」とあります。心が貧しくとも、悲しくとも、やがて幸せになれると聖書は述べていると私は思っています。
 
 皆さんの心に余裕ができれば、人に思いやりの手を差し伸べ、困っている人を助け、支えていただきたいと思います。聖書は、「柔和な人々は、幸いである、その人たちは地を受け継ぐ。」「憐れみ深い人々は、幸いである、その人たちは憐れみを受ける。」とあります。
 
 3学期は、仕上げの学期です。特に高校3年生は、進路実現を達成してください。また、他の学年の皆さんも、今のホームで過ごすのもあと1学期しかありません。勉強や部活動、友達関係などが、より満足のいくものとなるよう、努力をしてみてください。ついつい、きつい言葉をぶつけたり、気づかないうちに人を傷つけていたりすることがあります。それに気がついたら、時間がたっていてもかまいません。「ごめんね」と一言謝りましょう。謝られた人は、「いいよ」と許してあげてください。「いい人」になって、次のホームにかわっていきましょう。

 振り返って、「ああいい3学期だったなあ」と思える3学期にいたしましょう。