2024年8月23日金曜日

始業礼拝にて

 式辞の前に、まず1学期から夏休みにかけて、辛かったこと、苦しかったこと、悲しかったことなどがあったけれども、それを乗り越えながら、今日、頑張って登校してきた方々に、一言申し上げます。少しずつ、少しずつ、元気を取り戻すことができますからね。時の持つ力、時間の力を信じましょう。

 今日は、三つのことについて、お話をいたします。
 まず、1点目は、夏休みを振り返って、今日この後でも表彰式や報告会がありますが、様々な大会やコンテスト、発表会があり、多くの方々に活躍をしていただきました。また、部活動以外では、中学生の方のジュニアオーケストラのコンサートや、高校3年生の方の「みかん一座」のミュージカルなども鑑賞する機会をいただきました。どの場面でも、東雲生の皆さんは、とても輝いて見えました。感動や喜びのおすそ分けをいただきましたことにお礼を申し上げます。

 2点目は、一つだけお願いしていたこと。それは、「人のために役立つことをしましょう」ということです。何か、取り組むことができましたか。何人かで「献血」に関するボランティアをしたと報告してくれた生徒もいます。私自身は、足を怪我した同僚の先生を、何回か病院まで車で送って差し上げました。「私心なき奉仕」ということで言えば、例えば土曜日、日曜日に、部活動でご指導くださっている先生方も、まさに当てはまるかなと思います。ご指導くださっている方々に感謝いたしましょう。

 3点目は、2学期は、体育祭やクローバーデイなどの学校行事が多い学期です。また、高校3年生にとりましては、進路を実現していく重要な学期でもあります。少しでも自分にとって満足度が高い学期にしてまいりましょう。そのためには、今日から少しずつ、少しずつ学校生活のリズムを取り戻していきましょうね。さっそく、テストがありますが、一つ一つ、慌てず、焦らず、じっくりとこなしてまいりましょう。なお、宗教科の先生が2学期から新しく赴任されます。小野 輝先生です。授業での出会いを楽しみにしていてください。
 皆さんにとりまして、12月20日の終業礼拝のときに、「ああ、よかったなあ」と思える2学期となりますことをお祈りしまして、式辞といたします。