2025年7月18日金曜日

終業礼拝にて

 今日で、1学期が終わります。4月からの日々を振り返り、今日の日をこのように迎えられたことに感謝したいと思います。また、今日、出席し、このお話を聞いている皆さん、自分自身を褒めてあげてください。よく頑張ってきましたし、今日も頑張っています。
 人生には、時として辛いこと、悲しいことがあります。1学期にそのような苦しみに見舞われた皆さん。きっと未来は、明るく開けていくので、今をじっと耐えて、心にエネルギーを蓄えていきましょう。
 順風満帆で、幸せに過ごせた皆さん。そのことに感謝しつつ、周りには、様々な悲しみを乗り越えようとしている人もいるということに思いをはせましょう。そして、自分にできる関わりをしていきましょう。じっと見守るだけでも結構です。その人に、寄り添いましょう。
 
今ほど、様々な賞状をお渡ししました。時間の関係でお渡し出来なかった方も含めて、部活動やそのほかの活動で頑張っていただいた皆さん、ありがとうございました。例えば、バレー部の皆さん。この暑い朝も、グランド猛ダッシュ。私はいつも、尊敬しています。例えば、吹奏楽部の皆さん、朝も夕方も、大会に向けて、猛練習。いつも感心しています。すべての頑張っている皆さん、自分と闘いながら学校に来ている皆さん、本当にすばらしいです。
 そのほか、
 〇昼休みのパン販売にボランティアで参加していただいた皆さん
 〇健康検定に合格し、合格証を持ってきていただいた皆さん
 〇日本舞踊の発表会で美しい踊りを見せていいただいた皆さん
 〇お帰りコンサートで素晴らしい音色を奏でていただいた皆さん
 〇ロータリーの留学生のホームステイを心よく引き受けていただいた皆さん
 など、枚挙にいとまがありません。「しののめキッチン」(7月のフルーツポンチは、果物  
 がたくさん入っていて豪華、甘さもほどよく、おいしくいただきました。)の保護者の皆様
 はじめ、学校を支えていただきました皆様、本当にありがとうございました。

 これからの夏休みは、先ほど壮行会をいたしました各部等の大会があります。皆さん全力を尽くして、完全燃焼してください。留学される皆さん、他国の文化にじかに触れて、見聞を広げてきてください。その他、クラシックバレーの発表会や、ジュニアオーケストラの演奏会などの御案内をいただきましたが、何事においても、どうか各自が練習の成果を見事に発揮されますようにお祈りしています。
 最後に、夏休みは普段と違って少しゆとりができます。時間を有効に使って二度と来ない2025年の夏休みを、思い出深いもの、年齢を重ねても懐かしく感じることのできるものにしていただけたらと思います。
 例えば、「18歳の夏休み、私は、かく輝けり」と言えるようお過ごしください。
 以上で、終業礼拝の式辞といたします。

2025年7月4日金曜日

文月となりて

 今週は、火曜日から7月となりました。「文月」とも呼ばれます。旧暦では約一月から一月半遅れとなるので、今で言うと8月中旬くらいでしょう。田植えなどの農作業が終わり、夏の暑さも一段落つくころに、知人に手紙を書いて、近況をお知らせしたり、相手の様子を尋ねたりといったことが行われたのでしょう。
 でも、今の暦では、7月は、まさに夏突入です。

 今週の水曜日は、中学生を対象に「しののめキッチン」が開かれ、「唐揚げ」と「ブロッコリーと卵のサラダ」「フルーツポンチ」を御提供いただきました。私は出張のため、いただくことができませんでしたので、詳しくは来週に御報告させていただきます。

 金曜日には、中学1年生の皆さんに、お茶を点てていただきました。お菓子は季節にちなんだ「七夕」でした。お茶碗は、百人一首が書かれている、風情もひとしおの器で、和歌は、「淡路島 通ふ千鳥の 鳴く声に 幾夜寝覚めぬ 須磨の関守」でした。千鳥の哀切に満ちた鳴き声は、人恋しさを募らせます。
 また、2年生には、お花を活けていただきました。「ひまわり」「スプレーバラ」「ゴット」「アルストロメリア」「宿根スターチス」が、にぎやかに夏の明るさを表現しています。3年生は、箏の音色を響かせていました。

 今日の会話は、「夏で好きなもの、好きなことは何ですか」という問いに対して「雰囲気が好きです。温度が低ければもっといいです」「風鈴の音を聞きながら、ごろごろすることです」「誕生日があることです」「プールに行ったり、海に行ったりと、夏だからこその遊びがあることです」「全中で試合ができることです」「そうめん流しがおいしいです」という回答をいただきました。

 暑さに負けぬよう、冷たい飲み物などで涼をとりながら、今週の週末も、皆さんの笑顔がほころぶ、素敵な週末となりますように。