2024年11月15日金曜日

秋が深まり行く中で

 先週末の9日の土曜日には、本校で入試説明会が開かれました。ご参加いただきました方々のアンケートの中に、「案内してくれた生徒の雰囲気がとても感じよかった。話しやすかった。」「街中ですれ違う高校生の雰囲気で、東雲の子たちが、一番娘にもなってほしいと思う姿です。学生らしい素朴さがあり、上品な感じだと思います。」とおほめの言葉をいただきました。生徒の皆さん、これからも自分自身を磨き、向上してまいりましょう。

 また、10日の日曜日には、中学バレーボール部の県大会が、今治市菊間町の体育館で行われました。予選リーグを勝ち上がり、決勝戦でも多彩な攻撃と堅実なレシーブ、鋭いサーブなどで、他を寄せ付けない強さでした。今後の、全国大会での活躍を大いに期待しています。そのほか、アーチェリー部の大会や中学剣道部の大会でも、それぞれ素晴らしい結果を残していただきました。日頃の練習の成果を発揮していただいた皆さんに感謝いたします。すばらしい試合をありがとうございました。

 火曜日は、クローバーディ委員会が開かれ、今年度の報告や反省、来年度に向けての提言が行われました。生徒の皆さんの頑張りで、充実したクローバーディとなり、本校の伝統行事に、また新しい1ページを刻むことができました。今回の委員会で示された提言は、来年度に生かされるよう、努力してまいります。

 水曜日は、参観日で「教育課程説明会」や「修学旅行説明会」も行われました。コースや教科の選択をしなければならない時期がやってきます。自分の将来の職業や、学んでみたいことなどを絞りつつ、どの選択が、より自分に合っているかをじっくりと考えていきましょう。先生や保護者の方のアドバイスも参考にしてくださいね。でも、最終的に決めるのは、あなた自身ですよ。

 今日の金曜日は、中学2年生のお二人にお花を活けていただきました。「ゴット」の緑と白、「姫南天」の緑、「トヨロマン」の紫が、静かながらも、力がみなぎるような空間を創り出しています。
 中学1年生には、お茶を点てていただきました。お菓子は、季節にちなんだ「里の秋」でした。中学3年生は、今日も「お箏」の練習に励み、つま弾く箏の音がしっかりと校長室まで届いてきました。

 今日の会話は、「期末テストの目標は」という問いに対して、「70点台を目指します」「出し切る!とにかく問題を解きます」「前回のテストより、高得点を取ります」「苦手な教科も、どんどん答えを書いていきます」先生からは「頑張ってテストを作ります」「みんなの点が5点アップするように頑張ります」という回答が寄せられました。

 霜月も半ばとなりました。秋が少しずつ深まっています。週末は、運動部の県大会や、県の高校生総合文化祭もあります。皆さんに取りまして、今週もすてきな週末となりますように。



2024年11月8日金曜日

11月となりました

 10月末から11月にかけての週は、中学2年生が職場体験の実習に行ってきました。そこでの経験は、これからの人生に大きな意味を持ってくるものと思います。垣間見た職場の様子、かけてもらった言葉、手伝わせていただいた仕事、返してもらった笑顔など、すべてが自分にとって貴重な宝物になるでしょう。皆さん、お疲れ様でした。

 3日の「文化の日」は、ロープウエー街で「門前祭り」が開催され、本校の部活動やボランティアの皆さんに、演奏やパフォーマンス、販売のお手伝い、ブースでのクイズや子供たちへの折り紙配りなど、多彩な活動をしていただきました。皆さんの頑張りのお蔭で、ご来場された皆様にたいへん満足をしていただきました。ありがとうございました。

 7日の木曜日には「収穫感謝礼拝」が行われ、天の恵みを食べ物としていただけることに改めて感謝し、日々の当たり前のことも、実は、多くの方々の善意でもたらされているということに気づかせていただきました。生徒の皆さんも、家族に感謝の気持ちをもって、その日のお弁当を食べ、また、中学生は「しののめキッチン」で、「ハヤシライス」や「ナムル」、「スイートポテト」に舌鼓を打ったことでしょう。ハヤシライスの味は奥深く、ソースのほんのりとした香りも絶妙でした。また、秋の味覚の代表、スイートポテトは、ほどよい甘さが、口の中からおなかの中まで広がっていきました。(私は、先週に高校生といただきました。)

 今日の金曜日は、中学2年生のお二人にお花を活けていただきました。「アイリス」の紫色、「小菊」の黄色、「ドラセナ」の緑が調和し、「リンズ」が背後でそれらを引き立てて、素敵な空間を彩っています。
中学1年生には、お茶を点てていただきました。お菓子は、季節にちなんだ「コスモス」でした。中学3年生は、今日も「お箏」の練習に励んだことでしょう。

 今日の会話は、「好きな秋の食べ物は何ですか」という問いに対して、「栗」「さつま芋」に答えが集中しました。「しののめキッチン」のお蔭かもしれません。実りの秋です。感謝の心を持ちながら、大いに秋を満喫していきましょう。

 皆さんに取りまして、今週もすてきな週末となりますように。



2024年10月18日金曜日

実りの秋を迎えて

 今週は、暑さがぶり返し、今日は熱中症警戒アラートが出されているほどです。

 今週は、火曜日からスタートしましたが、生徒の皆さんはテストが返ってきて、うれしいやら、うれしくないやら。
 水曜日から、中学校の松山市新人大会が始まりました。剣道部は個人で1名がベスト8に入り、2名が県大会出場を果たしました。また、バレーボール部は、着実に勝ち上がり、準決勝、決勝も安定した戦いぶりで、昨年に引き続き、優勝を果たしました。
 私も、バレーの試合を応援させていただきましたが、ライトから、レフトから、また中央から、角度のあるスパイクやクイックが見事に決まって、多彩な攻めで、圧巻でした。サーブも威力があり、決勝戦でも連続得点を重ねていました。よく戦った、剣道部、バレーボール部の皆さん、おめでとうございました。また、素晴らしい試合をありがとうございました。

 今週は、先週末に入試を受けてきましたという報告をしに、二人の高校3年生が校長室を訪ねてくれました。二人とも、先週に面接練習をしましたが、笑顔の素晴らしい方たちですから、やがて朗報が届くでしょう。
 また、実際に、朗報をもって、報告に来てくれた高校3年生もいました。入試を突破し、合格を勝ち取ることができました。おめでとうございました。

 今日の金曜日は、中学2年生のお二人にお花を活けていただきました。「ガーベラ」のピンク、「パンパス」の茶色、「アレカヤシ」の緑が調和し、ゆったりと落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
 中学1年生には、お茶を点てていただきました。お菓子は、季節にちなんだ「ハロウィンのかぼちゃ」でした。中学3年生は、今日も「お箏」の練習に励んだことでしょう。今日は、窓からは、高校生の体育の声が響きわたっていたので、琴の音色をとらえることができませんでした。

 今日の会話は、「好きな秋の食べ物は何ですか」という問いに対して、「舞茸」「椎茸」「栗」「松茸」「さつま芋」「炊き込みご飯」「おでん」などと答えていただきました。実りの秋、食欲の秋です。大いに秋を満喫していきましょう。

 皆さんに取りまして、今週もすてきな週末となりますように。



2024年10月11日金曜日

神無月となりて

 10月となりました。あれほど続いた猛暑が影をひそめ、朝晩は、ずいぶん涼しくなりました。
 2日には、校内弁論大会が開催され、18人の弁士の方々の、それぞれの思い、考え、意見などを聞くことができました。本校は、「これからの男女共同参画社会を担う、品性・知性を兼ね備えた、協働できる女性」の育成を目指していますが、弁論大会は、「自分の考えをしっかりと持ち、それを穏やかに伝え、また、人の意見にも耳を傾ける」という、「コミュニケーション能力」を磨くための絶好の機会と位置付けています。今年の大会は、例年にもまして、心のこもった素晴らしい発表が繰り広げられ、聴衆も肯定感をもってしっかりと受け止め、会場が一体感のある熱気に包まれていました。生徒の皆さん、すばらしい大会にしていただき、ありがとうございました。

 8日から11日までは、中間考査でした。テストは自分の学力の定着度合いを測るものとはいえ、勉強は大変です。やがて、結果が返ってくるでしょうが、一喜一憂しないで、将来の自分のために、弱点を補っていきましょう。

 いよいよ秋本番です。皆さんに取りまして、今週もすてきな週末となりますように。

2024年9月27日金曜日

長月もつごもりに

 今週は、朝晩、少し涼しくなり、来週の月曜日で9月も終わりとなります。

 今週は、火曜日からスタートしました。高校2年生には、5限目にマレーシアのテイラー大学の説明会が行われました。卒業後の進路選択も、グローバルな時代を迎えています。また、6限目は、高校生を対象に「子宮頸がんワクチン講話」が行われました。副作用についての情報を正しく受け止めながら、「子宮頸がん」についての科学的な知識を得ることができました。講師のお医者様は、本校卒業生のお父様ということで、不思議な縁を感じました。
 水曜日は、中学3年生が「松山東雲女子大見学ツアー」に参加しました。大学での学びや進路、学生生活などについて説明を受けました。今回見学したのは、様々な学問領域のうちの、ごく一部でしかありませんが、今回の見学をきっかけに、自分が学びたい「もの・こと」を、どんどん探していくことができるのではないかと思います。中学3年生の皆さんにとって、自分の将来について考える、良い機会となりました。

 今日の金曜日は、中学2年生のお二人にお花を活けていただきました。「りんどう」の紫、「小菊」の黄色、「おみなえし」の緑が調和し、「かるかや」がすくっと立って、ダイナミックで力強い空間を創り出しています。
 中学1年生には、お茶を点てていただきました。お菓子は、季節にちなんだ「栗」でした。中学3年生は、今日も「お箏」の練習に励んでいたことでしょう。

 今日の会話は、「秋を感じるときはどんなときですか(partⅡ)」という問いに対して、「長袖になるとき」「部活の練習で汗の量が減ったとき」「登下校の途中で見る、木々の葉っぱの、色が変わったとき」「トンボが飛んでいくとき」「お芋のスイーツが様々なところで売られているとき」などと答えていただきました。今日も素晴らしい感性を披露していただきました。これから、それぞれに、すてきな秋の訪れを感じてくださいね。

 皆さんに取りまして、今週もすてきな週末となりますように。



2024年9月20日金曜日

仲秋の名月の頃に

 今週は、仲秋の名月を愛でることができました。本来なれば、秋なのですが、連日の猛暑で、体調を崩してしまいそうな天候が続いています。

 9月に入って、6日の金曜日には、体育祭が開催され、各グループの熱戦が繰り広げられ、素晴らしい「決戦の舞台」となりました。特に、
 ① 最後まで手を抜かない走り・演技
 ② 友達に対する温かい応援の声かけ
 ③ ゴールした時の笑顔
 ④ 各係の真摯な取り組み
 ⑤ 例年にもどった、より充実した演技・競技
 ⑥ みんなで協力できた、応援、パネル
が素晴らしかったと思います。私たち教職員にとりましても思い出に残る体育祭になりました。
 また、14日の土曜日には、クローバーディが開催され、皆さんの創意工夫に富んだ演技や演奏、パフォーマンスが披露され、午前中の体育館は大歓声の渦となりました。午後からの教室等での展示や販売、テントでの調理などでも、「東雲マドンナ」の心意気が随所にあふれ、楽しい初秋のひと時を過ごすことができました。ご来場の皆様にもマドンナの「青春」のエネルギーを感じていただけたのではないかと思います。

 今日の金曜日は、中学2年生のお二人にお花を活けていただきました。「バラ」の赤と「ヘレニウム」の黄色、「ハラン」の緑が調和して、ダイナミックな空間を創り出しています。
 中学1年生には、お茶を点てていただきました。お菓子は、まさに「月夜」でした。中学3年生は、今日も「お箏」の練習に励んでいたことでしょう。
 今日の会話は、「秋を感じるときはどんなときですか」という問いに対して、「紅葉が見えたとき」「晩御飯のお母さんの料理に栗などが入っているとき」「仕事帰りの車の窓から涼しい風が入ってきたとき」「夜、窓を開けると、コオロギの鳴き声が聞こえたとき」「もみじが色づき、赤くなったとき」「9月になったとき」「気温が下がって涼しくなったとき」などと答えていただきました。それぞれに、すてきな秋の訪れを感じていただきたいと思います。「ちなみに今日は秋ですか夏ですか」の問いに対しては、皆さん口をそろえて「夏です」と答えていただきました。

 週末は少し雨も降りそうですが、皆さんに取りまして、今週もすてきな週末となりますように。



2024年8月23日金曜日

始業礼拝にて

 式辞の前に、まず1学期から夏休みにかけて、辛かったこと、苦しかったこと、悲しかったことなどがあったけれども、それを乗り越えながら、今日、頑張って登校してきた方々に、一言申し上げます。少しずつ、少しずつ、元気を取り戻すことができますからね。時の持つ力、時間の力を信じましょう。

 今日は、三つのことについて、お話をいたします。
 まず、1点目は、夏休みを振り返って、今日この後でも表彰式や報告会がありますが、様々な大会やコンテスト、発表会があり、多くの方々に活躍をしていただきました。また、部活動以外では、中学生の方のジュニアオーケストラのコンサートや、高校3年生の方の「みかん一座」のミュージカルなども鑑賞する機会をいただきました。どの場面でも、東雲生の皆さんは、とても輝いて見えました。感動や喜びのおすそ分けをいただきましたことにお礼を申し上げます。

 2点目は、一つだけお願いしていたこと。それは、「人のために役立つことをしましょう」ということです。何か、取り組むことができましたか。何人かで「献血」に関するボランティアをしたと報告してくれた生徒もいます。私自身は、足を怪我した同僚の先生を、何回か病院まで車で送って差し上げました。「私心なき奉仕」ということで言えば、例えば土曜日、日曜日に、部活動でご指導くださっている先生方も、まさに当てはまるかなと思います。ご指導くださっている方々に感謝いたしましょう。

 3点目は、2学期は、体育祭やクローバーデイなどの学校行事が多い学期です。また、高校3年生にとりましては、進路を実現していく重要な学期でもあります。少しでも自分にとって満足度が高い学期にしてまいりましょう。そのためには、今日から少しずつ、少しずつ学校生活のリズムを取り戻していきましょうね。さっそく、テストがありますが、一つ一つ、慌てず、焦らず、じっくりとこなしてまいりましょう。なお、宗教科の先生が2学期から新しく赴任されます。小野 輝先生です。授業での出会いを楽しみにしていてください。
 皆さんにとりまして、12月20日の終業礼拝のときに、「ああ、よかったなあ」と思える2学期となりますことをお祈りしまして、式辞といたします。